知的障害のある長男のトイレトレーニング②

家でのトイレトレーニングを再開して、おしっこを我慢できている、

しかも、園から帰宅までの間にけっこう我慢して溜めている、

ということが分かったので、

まず、園から帰ってきてすぐトイレに行かせ、しばらく座らせることにしました。

我慢できなくなったら出すはずだ、と思いました。

扉を開けて、私もトイレの前に座って、お話ししてみたり、数を数えてみたり、

タブレットで動画を見せてみたりしました。

月曜日から金曜日まで園から帰ってきたらすぐトイレ、土日は休みにしてしばらく続けました。

 

知的障害があるので、当時の息子にはまずおしっこという概念がありませんでした。

たぶん、「なんかがときどき出る」、くらいにしか思ってなかったと思います。

おしっことトイレの本を見せてもまったくピンと来ていないのは、

顔を見ればわかりました。

とゆうことは、とにかくトイレでおしっこをするという事を経験させないと、

理解できるようになるまで、いつまでもトイレでおしっこできへんやん、

と思っていました。

 

最初の「トイレでおしっこ」はトイトレを再開して、1、2週間くらいでありました。

ふっと、静かになったと思ったら、ちょちょちょちょちょ、と出ました。

「すごいやんすごいやん!!!!」と手を叩いて喜びました。

こいつできる!!実は天才知的障害児や!!とか思いました。

 

が、実際はおしっこに関して天才知的障害児ではありませんでした…。

一回のたまたまでは、息子はおしっこをトイレですることを理解できませんでした。

まぁ、当たり前ですが。

ここから、なかなか進まないトイレトレーニングが始まりました。

 

園でおしっこを全くしなかったときは、連絡帳に、「履いてきたオムツで帰ります」

と書かれていたので、そんな時は特に長く座らせました。

1から500くらいまで数えたこともあります。

息子は1から10までは数えるようになっていたので、

私と一緒に何回も何回も1から10を数えていました。

泣きながら数えていることもありました。

10数えても、もう10数えても、さらにもう10数えても終わらないトイレに、

泣き叫ぶとこもありまりした。

そうなると、私もかわいそうになって、

「そだね、終わろうね、終わろう」

と終わらせていましたが、心の中では絶対もう出そうなところまできてるのに!!

と、歯がゆい気持ちでいました。

しかも、オムツをはかせると数秒で青い線が…。

ほら、出るやん、なんで?なんでトイレで出さへんねん…。

とゆうことがよくありました。

 

そしてさらにもうひとつ気づいてしまいました。

起きてすぐのオムツが濡れていない…。

という事は起きてすぐもチャンスだ!!

とすぐに思いました。

息子は朝5時に一人で起きます。

それに気づいたときは、一緒に起きて、トイレに連れて行くようになりました。

朝のトイレは本当に嫌がっていました。

「いやー!いやー!」

という息子を引っ張ってトイレに連れて行っていました。

が、これはもうかわいそう過ぎて、あと近所迷惑になりそうで、

割と早くに断念しました。

代わりに、旦那さんにが起きたら、息子と一緒にトイレに行って、

旦那さんがおしっこをするところを息子に見せてもらうようにしました。

これにはかなり興味を持ったらしく、黙って、見ていたそうです。

が、興味を持って見ていただけでした。

そのうち旦那さんは息子をトイレに連れて行かなくなりました。

ま、いたら落ち着かへんよな…。

 

ところが、冬になって、トイトレが私的にも辛くなってきました。

もちろん自分も寒いんですが、やっぱりかわいい息子が寒い中下半身すっぽんぽんで、

トイレに座らされ続けるのはかわいそうで、見ていられなくなりました。

なので、座らせて、10数えて終わらせる園方式に変更しました。

そして、寒いので、一緒にトイレに入って扉を閉めることにしました。

 

これが、息子と私のトイトレターニングポイントになりました。

一緒にトイレに入ったら、息子から、「いやーーー」と言われました。

「え???ママ、一緒に入ったらあかんの???

ほな、外で待ってるわ。出たら出たーーって言ってな」

と私は外に出て、寒いので扉も閉めました。

すると、息子は、

「出た、出た、出た――――」

としばらくすると呼ぶので、

「出た?えー出てへんやん」

と返事をして、トイレから出してあげました。

今までのトイトレより、なんだか息子と会話ができているような気がして、

うれしい気持ちになりました。

寒いししばらくこれでいこう。

と、そんなトイトレに完全に変更になりました。

息子も「出たー」と言えばとりあえずトイレから出してもらえるので、

ほとんど泣かなくなりました。

そして、そのうち本当にちょいちょい出せるようになりました。

 

トイレの前で聞き耳を立てていると、最初は数を数える声が聞こえてきます。

「いーち、にー、さーん、しー、ごー、・・・・・・」

突然静かになる息子。

そのうち、ちょちょちょちょちょと音がして、

「出た、出た、でーーーーーたーーーーー!!」

 

なんや、こんな簡単なことやったんか…。と思いました。

一人にしてあげたらよかったんか…。

言ってや、それならそうと、最初から一人にしてって言ってや。

いやいや、言えへんよな、まず2語文しゃべられへんやんな…。

なーんやそっかそっか一人が良かったんか。

と、ちょっと気が抜けてしまいました。

 

ここから、トイトレが楽しくなってきました。

真っ暗な、出口の見えないトンネルを号泣する息子の手を引っ張って無理やり歩いているような気分になる日もありました。

そんなつもりはなくても、旦那さんには厳しいトイトレを冷たい目で見られているような気がして、さびしい気持ちになることもありました。

でも、園から帰ってきてトイレに行くのが楽しいイベントみたいになりました。

息子が外に飛ばしまくったおしっこを見て、

「やったーーー!!!!いっぱい出てるやん!!!!」

と喜べることに、本当にうれしくなりました。

やっとここまできた!!よく頑張った息子!!!そして私!!!!!

旦那さんも「君の努力の結果やな」と声をかけてくれました。

 

続く。

 

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